03大学院生?修了生の声

Ng Tang Yuet    デザイン研究分野

NgTangYuet

 

Q なぜ尾道市立大学の大学院を選んだのですか?

香港の大学を卒業した後、一度尾道へ観光に来ました。その時に、尾道の文化や歴史が色濃く残る雰囲気に惹かれて、ここで制作活動をしてみたいとずっと思ってきました。また、自分が生まれ育った都会と違う生活の中から、制作の題材を発見しながら、技法も磨いていきたいと考え、尾道市立大学は自分にとってふさわしいと考えました。

 

Q 出身地を離れ尾道に来たわけですが、ここの環境はどう思いますか?

香港と違い、尾道は穏やかでのんびりした町だと思います。実は、大学卒業後に、香港で就職しましたが、正社員として効率的な仕事を求められ、このような働き方は自分にあまり向いていないのではないかと感じました。日本は大都会もあれば、尾道のような魅力的で小さい町もあり、香港より、将来の可能性が広いと実感しました。ここでは、人と人の距離が近く、アーティストや地元の人々と交流する機会も多いので、創作の刺激にもなっています。

制作風景 制作風景

Q 大学院生活はどうですか?

大学院の生活は毎日充実しています。講義、課題、自分の研究などそれらの時間配分の調整を工夫してきました。講義はもちろん全て日本語で行われるので、美学の授業のような実習以外の講義は、自分にとって良い挑戦になっていると思います。他にも今までに無かった様々な試練を楽しんでいます。大学の先生方やクラスメイトたちはとても親切でいつも優しく接してくれます。

 

Q 院生になって達成したこと、また今後の目標等はありますか?

院生になって、「制作の習慣」が再びできて嬉しいと思います。就職している間は、自分のための制作や自分の興味があることについて考える時間が少なくなっていたからです。身の周りのできごとに対して反応し、常に制作に繋げられる柔軟な思考を保ちたいと思っています。そして、作品自体だけではなく、作品を通して様々な人々を繋げたいと考えています。機会が有れば、アートイベントはもちろん、地域のコミュニティのためのプロジェクトにも参画してみたいと思います。

 

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